2023年5月25日木曜日です。
本日よりわたくしの店、Mew's Tea Roomの営業を再開しました。
気が向いたら是非お立ち寄りください。
親族に腎臓を提供する手術を受けたのが4月25日。1カ月前です。
この日を境に、僕は腎臓1個ニンゲンになりました。気分としてはNew Nory 2.0に生まれ変わったと思っているので、従来の11月15日を第一誕生日、4月25日を第二誕生日とすることにしました。1年に2回誕生日があるって楽しいかなーと。
手術前日の24日の夜、なんとか楽しい気持ちになろうと、体内で送別会を開くことにしました。
左の腎臓、左腎を「サジーンくん」、右腎を「ウジーンくん」と名付けました。なんとなくその語感から、中東の顔立ちをイメージしたりして。
サジーンくんが旅立ち、ウジーンくんが残ることが決まっていました。「がんばって来いよ」「あとは頼んだぞ」なんて会話したり。
腎臓の機能評価はとにかくおしっこで測ります。すべての尿をボトルに貯めて、24時間で何リットル出たかを記録する「24時間蓄尿」が基本指標です。
病院のトイレには蓄尿ボトルが並ぶ部屋が併設されています。僕のボトルも、レシピエント(移植受領者)のボトルもあります。
レシピエントは移植前、本当にわずかな量しか出ていませんでした。しかし移植後、自力で排尿できるようになってからは、僕の量に次第に迫るように。
「うわっ、サジーンくんががんばってる!」
自然と涙があふれてきました。貯まっているおしっこを見て泣くという希少な体験。
僕の中のウジーンくんも、レシピエントに嫁いだサジーンくんも、ともに順調であることを、蓄尿ボトルがはっきりと教えてくれるのでした。
これだけの印象的な体験はこの先ないでしょう。第二誕生日として今後祝うにふさわしい出来事だったと思っています。
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