KONICA II Bというカメラ(その3)





1955(昭和35)年発売のクラシックカメラ、Konica II B(コニカ2型のB)で撮影しています。


ひとつ前の投稿からの続きです。


このカメラは最短撮影距離1mなのですが、オプションパーツで50cmまで寄れるようになるのです。


パーツの名前は「オートアップ」と言います。レンズの先につけるフィルターのようなものです。現行商品でも存在するクローズアップレンズと同じかもしれません。


ただ、レンズ枠から上に金属が伸びていて、その先に四角い枠が。この枠に付いているレンズが、ピントを合わせる距離計も補正してくれます(写真2枚目・3枚目)。


こんなんで写真の上がりは大丈夫なんかなーと思っていたのですが、やっぱり昭和の丁寧な製品は偉大です。しっかりピントも合っていい感じに撮れました。


寄りたいときに毎回付けるのも面倒ですし、付けっぱなしにするのもかさばるし、うーむ...というパーツなのですが、当時のエンジニアの苦労がしのばれる工夫が愛らしい。そのストーリーを愛でて楽しもうと思います。


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