父の遺品キッカケで、オールドフィルムカメラの沼にハマって半年。


0円でのいただきものや、オークションでの1円落札など、お金をあまり使わずに様々なカメラに出会ってきました。


50年前、60年前、70年前のカメラたちは本当に丁寧に作られていて、メンテナンスによって2023年の今も元気に動作し、そこに感動を覚えます。


しかし、いい絵を撮ろうと思うと、数十年前の技術の限界によって難しいこともあります。その典型例が「ピント問題」です。


僕は小さなカメラが好きなのでそれによるところも大きいのですが、60年代小型カメラのピント機構の主流は「目測式」。


目測式のカメラはファインダーをのぞいても、ピントを合わせる機構がありません。カメラから被写体までの距離を目測して、カンで(または巻尺で距離を測って←めんどくさい)ピントリングを合わせます。


写真は目測式のカメラ、オリンパス ペン Sで撮影したカットです。なんとかお花にピントを合わせることができましたが、成否は現像後にしかわかりません。


カメラにフィルム入れて1本目・2本目は「こんなに古いカメラなのに撮れてる!スゲェ!」で楽しめるのですが、そこから絵作りをしていこうと思うと、機能の制約が気になってくるのです。


人によって様々だと思いますが、僕はやはり、ファインダーのぞいてピントだけは合わせたいのだ...と気づきました。


あれこれ迷走した末の結論。無駄な沼ではありませんでした(と思いたい)。


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